「異常な音を検知したため~」、「異音のため~」
表現こそいくつか違えど、要するに「電車走行中に異常な音が聞こえたから電車止めまーす」というこれ。車両点検並みに定番化しているなと感じる遅延理由のひとつです。
JR東日本を利用していたときもそうですし、今でも駅周辺を通りかかるだけでしょっちゅう遅延のアナウンスが聞こえてきますが、異音による遅延は「またか…」と感じてしまうほど凄く多いと感じています。
そして、このブログを始めて実際に遅延の状況を集計してみると、とんでもない頻度で異音による遅延が日常的に発生していることを改めて実感しています。それだけ頻繁に聞こえるなら、それもう異常な音じゃなくて日常の音じゃん、と。
そもそもの疑問ですが、異常な音ってどんな音なんでしょうね。
「キン!」とか「バキ!」とか「グシャ!」とかそういう一瞬の音なのか、「キンキンキン…」とか「ジージージー…」のように継続して聞こえる音なのか。
そしてそれはシステムか何かで検知するのか、運転士さんが聞こえた(ような気がした)で検知するのか、利用者側にはその辺の詳しい情報も一切知らされずに、ただただ「異常な音を検知したため~」とひと言で片づけられて遅延にさらされるわけです。ものすごい頻度で。
「異常な音の検知による遅延が多い」、これはもう紛れもない事実です。
それを事実として認識した上で、JR東日本がそれを問題として捉えているのであれば、どうすれば異音による遅延を減らすことができるか?を考えるのが次のステップになるはずです。
異音検知後の確認作業の中で、「さっき検知した音の原因はこれだった、じゃあ運行に問題ないから運転再開しよう」みたいな流れがあると思うのですが、例えばそれを貴重なデータ(音の原因は何だったのか?どの路線、どの区間、どういった条件下で発生したのか?等々)として記録、蓄積した上で今後の運行に活用することはできないでしょうか。
要は、電車を止めてでも確認すべき音なのか、止めなくても問題ない音なのかを、これまでの膨大な異音の経験から線引きできないか、という対策です。
もしくは、そもそもの異音の発生自体を抑制する対策はできないものでしょうか。
車両起因の異音であれば事前の点検や改良等で予防してみたり、鳥や小動物等の外的要因の異音であれば走行中の電車に近寄らせない何かを考えてみたり。
まあ、すべて素人考えで適当なことを言っているだけですが、それぐらい「何とかならないの?」と切実に訴えたくなるほど異常な音による遅延が異常に多いわけです。
…いずれにしてもJR東日本側が「遅延したところで客足に大きな影響は無いし別にいんじゃね?」と、遅延自体を特に問題視していないのであればどうにもならないですね。
あと、異音の原因が結局なんだったのかも利用客側には分からないわけで、「原因分からないけど問題なさそうだし大丈夫だろう」と運転再開しているのもありそうですよね。原因の分からない異音を頻繁に検知している状況というのも怖いですけどね。