最近のものに限ればニュース記事を引用した上で本ブログでも紹介していきますが、JR東日本がこれまでにやらかしてきた数々の不祥事や事案はそれだけでは紹介しきれません。
今回は、そういった不祥事の中から私的に強烈に印象に残っているものをいくつかピックアップして紹介してみようと思います。(パッと思いつくものだけを紹介しますので、実際にはもっと多くのやらかし実績があります)
- 痴漢警戒で車内巡回中の車掌が女性客にわいせつ行為
2022年6月の事案。駅員や車掌の不祥事はときどき報じられているわけですけど、その中でも愚かレベルが高い事案。一番警戒されるべき人間はお前だ、と。そしてお約束の「指導を徹底する」はもはやネタの領域です。
- 京浜東北線・山手線の支柱倒壊事故
2015年に発生した大きな事故で、秋葉原駅と神田駅の間の線路内で架線の支柱が倒壊した事故です。走行中の電車に接触する等の二次災害にはつながりませんでしたが、それはたまたま運が良かっただけの結果であって、JR東日本として最悪レベルの事故を起こしたことに変わりありません。
支柱が傾いていたことに事前に気づいていながら事故を防げなかったあたりも、安全に対する意識の低さが疑われる事故だったなと思います。
- 東日本大震災時の乗客締め出し
2011年3月11日、東日本大震災によって方々で混乱が発生して帰宅困難者がたくさん出ていたときに、JR東日本が行った首都圏の運転終日取り止め&駅からの客締め出し(シャッター降ろし)です。他社私鉄はホーム開放や臨時電車を走らせる等、困り果てた人たちに寄りそう対応を行っていたことが、JR東日本の冷たい対応を際立たせました。非常時こそ人の本質が表れやすいものです。
当時の都知事がこの対応に激怒したり、後にJR東日本から謝罪があったようですが、このときのJR東日本の冷たい対応は3・11の記憶と合わせてずっと残り続けると思います。
- 送電設備故障で高崎線が大規模遅延
JR東日本の遅延自体は日常茶飯事ですが、このときの遅延はちょっと規模が違いました。送電設備トラブルという理由で始発から運転見合わせが発生し、全線運転再開したのは2日後の午後だったと。当時、同じ職場の方がこれの影響で3日間出社できなくなっていたのが印象に残っています。
- 東京駅100周年の記念suica販売会で大混乱
2014年12月ですね。枚数限定で記念suicaを販売したところ、それを求めるお客さんが殺到して大混乱になっちゃった…という稚拙な出来事です。普通はある程度予測できそうなものですけどね、楽観的に考えすぎたのか何も考えていなかったのか、結局はルールを無視して徹夜で並んだ人たちが笑い、ルールを守って朝から並んだ人たちが泣くハメになったという最低の結果にしてしまったようです。
- 王子駅でトイレの排水を近くの川に垂れ流し
なかなか異質な事案。厳密にはJR東日本のやらかしなのかどうか微妙なところですが、まったくの無関係ですとは言えないでしょう。これ以降、王子駅周辺に対してはクリーンな印象よりもこのニュースによる印象の方が強くなりました…。
繰り返しになりますが、JR東日本がやらかしてきているのはこれだけではありません。
今回紹介した事案だけでも、人としてのレベルの低さであったり、運良く最悪の事態を免れているだけで、取り返しのつかない大事故に繋がるような事案を起こしていることが分かります。
こういったことを過去のこととして忘れずに、むしろ教訓としてより良いサービスレベルの提供へと活かしてほしいものです。(指導を徹底する!の件からも分かりますが、その辺期待して良いのかどうか不安ですけどね…)