遅延の理由としては昔から定番の車両点検についてです。
遅延が発生する原因は、大きく分けて「JR東日本側に原因があるもの」と「利用客側に原因があるもの」の2つがあるとして、車両点検に関しては明らかに前者です。
一口に車両点検と言っても点検箇所であったりその詳細は様々なのかなと予想しますが、いずれにしても「車両に何らかのトラブルがあって、その点検作業を運行業務時間中に行う」ことによって、多くの利用客に迷惑がかかるわけです。
これに対して、「車両にトラブルがあるのにそのまま運行を続ける方が問題だろ!」とか、「安全第一で偉い!未然に点検をすることで事故を防いで偉い!」とか、JR東日本側に立つ変な勢力の意見がよく出てきます。(本当によく出てきます)
別に、車両にトラブルがある状態でそのまま運行を続けろという話ではないですし、安全第一であるのは当たり前のことです。
むしろ安全第一と考えているのなら、運行業務時間中に車両点検が必要になるような事態にならないよう、しっかりとしたメンテナンスを事前に行ってほしいと思うのです。
「何か起こったら止めて点検すれば良いから」的な考え方なのかどうか分かりませんが、事前のメンテナンスに対する意識の問題ですよね。
例えば飛行機の場合はフライト中に点検作業で云々…なんて無いじゃないですか。
「何か起こったら」じゃなくて、「何かが絶対に起こらないように」という意識を持っているのかどうか、それぐらいあっちこっちで運行業務時間中に車両点検してる印象です。
ちなみに、車両点検と別の言い回しで車両トラブルという遅延理由も目にすることがありますが、何が違うんでしょうね。
車両トラブルという表現のときは車両点検せずに運転再開するんでしょうか?
車両点検という表現のときは車両トラブルが起こっていないのに点検作業するんでしょうか?
この辺、使い分けが曖昧で謎ですね。